
伊久~伊勢神宮内宮から徒歩圏内で泊まれる高級旅館
内宮から伊久へ
おかげ横丁の赤福本店を五十鈴川方面へ折れ、橋を渡ると案内板がいくつか設置されています。
案内板通りに進むとこんな細い階段が見えてきます。この階段を100mほど登ったところに伊久はあります。
玄関口付近
入り口付近からの外観。派手な感じはなく、どちらかというとひっそりとした感じです。
外門くぐるとすぐに小さな滝が見えてきます。下の池には鯉の姿も。
フロント周辺
これは中側から撮影した玄関の写真。それほど大きなスペースではないことがわかると思います。
代表者がチェックインの手続きをしている間にこちらでウエルカムドリンクをいただけます。
館内施設・風景
四階エレベーターホールからの眺め。宿自体そんなに大きな宿ではありません。
浴衣どころ。館内着もありますが浴衣の貸し出しもしてくれます。将棋セットや囲碁セットもありました。
売店。
お土産物はもちろん、傘やバッグなどの日用品もありましたが、スペース的に広くはないです。こじんまりした感じ。
こちらは売店で売っていたご神木グッズ。
内宮の倒木杉を使っているそうです。以前、伊勢神宮から小石や落ち葉などをありがたがって持ち帰るのは良くないという話を聞いたことがあります。そういう観点からするとこういうのはどうなんだろうかとちょっと考えてしまいました。
定番のリラクゼーション施設もあります。ちょっとお高いですが疲れた体にはいいですね。
宿泊した部屋
部屋入った感じ。木の床と畳。和風感は満載です。
今回宿泊したお部屋には露天風呂がついており、室内にはシャワーのみです。広さは半畳ほどでけっこう狭いです。
こちらは客室の露天風呂。
大人三人くらいは余裕で入れます。入りませんが(汗
露天風呂からの眺め。
鬱蒼とした感じでさほどのことはありません。
食事
松阪牛!A4ランクだそうです。脂だらけのA5よりはこちらの方がいいです。
食事の最後に出てくる締めのご飯物。手こね寿司と鰻茶漬けと伊勢うどんの中から一品選べます。私は伊勢うどんにしました。
伊久さんに来る前にもあちこちで伊勢うどんのお店は見かけることができましたが、コシのないうどんは好きではないのでスルーしてました。
しかし、せっかく伊勢に来たのだからと思い切ってチョイス。感想は、『伊勢で名物と言われて食べるので美味しいのかな』というくらいです。地元で似たようなうどんがあっても食べることはないでしょう。でも伊勢に来るとまた食べるかもしれません。旅行気分にさせてくれます。
朝食。
豆乳鍋。これは美味しかったです。伊久さんの料理の中でこれが一番でした。
朝食全景。品数豊富です。
ご飯とお味噌汁はおかわり自由でしたがテーブルの担当者が忙しく動き回っており、お願いするタイミングがありません。これならおひつでも置いといてくれたほうが、、、と思ってしまいました。もっとも、量が多いのでおかわりする人は少ないかもしれません。
これは伊勢の郷土料理で、サメのたれというものだそうです。サメの干物みたいな感じですかね。食感はたらの珍味と似てましたが、甘みもなく、干物特有の臭みが少々ありました。醤油とか生姜とかと一緒に食べるとさらに味が良くなるかもと思いました。
味にも量にも不満なし。ただオペレーションは見直した方が・・・
量的には夕食、朝食ともに充分でお腹いっぱいになりました。味も全体的に上品な感じで不満なしです。
今回の宿泊で一番美味しいと思ったのは豆乳鍋で、これは豆乳の味付けが私好みでとても美味でした。癖になる感じです。
逆に夕食に出てきた松阪牛あたりはちょっともうありがたみを感じません。味も食べ方も凡庸な印象です。
上でも書きましたが、テーブルごとの担当者が忙しく動き回っており、なかなか呼ぶことができませんでした。
料理の説明も忙しいためか早口で、さらに声が小さく何言ってるかわからない。
まぁ、料理の説明をそれほど求めているわけでもないので不満というほどではありませんが、忙しさゆえに一つ一つが雑になっているのかもしれません。
そういえば朝食時にセットされたスプーンが使用済みの汚れたものでした。
それを交換してもらおうと思ってもこれまたスタッフを呼び止めるタイミングがなかなかない。
ちょっとオペレーション的に無理があるのかもと思いました。
全体的な感想
食事に対しては少々ストレスも感じましたが、全体的な感想としては悪くありません。
スタッフさんは愛想よく笑顔でいてくれますし、館内は部屋も含めて清潔だったと思います。
基本的に内宮にお参りしておかげ横丁で観光してるので、旅館に求めるのは落ち着いて身体と心を休められるかどうかです。
そういう点では部屋は静かですし客室露天風呂で眼前に迫る木々を眺めながらくつろぐのは気持ちも休めることができます。
料理も全体的に美味しくいただけましたので充分満足できる宿でした。